大和当帰

大和当帰:やまととうき

当帰の根は昔から漢方の生薬で婦人薬として使われ。

血の巡りを良くしたり、冷え症に良いとされています。

最近、葉の部分が食用と認められ奈良県五條などで

栽培されています。当店でも今の時期だけ生の葉を

使用しています。セロリの様な香りで天麩羅にすると

少しほろ苦い味わいです

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お水とり

お水とり

3月14日まで連日、奈良の二月堂で『お水とり』の

神事が行われています。火の粉を浴びると無病息災に

なると云われています。迫力があり一見の価値はあります。

でも、寒い夜の行事なので身体の中から温まる『薬膳雑炊

がお勧め烏骨鶏のスープ生姜桂皮入りでポカポカ

薬用人参(長野佐久浅間産)やナツメなども入っています

普段、冷え症の方も「汗が出た」とおっしゃる位、温まります。

因みに、二月堂まで徒歩30分程、近鉄の駅からバスも出てます

Photoなつめ:胃腸の調子を整える

     心身の疲れを癒す



Photo_3薬用人参:虚弱体質の改善、疲労回復

       滋養、免疫力向上
(烏骨鶏スープを作る時にも入れて煮出しています)

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当帰

当帰:とうき、セリ科

先日、「当帰」の栽培をしている所に見学に行きました

漢方では根を使いますが、最近、食品として葉を使えるように

なりました。まだ、一般には売られていませんが、店などは

使っている所もあるようです。香りはセロリの様で新芽などは

柔らかいです。天ぷらや湯がいてアクを抜き薬味としても

根の効能は血流を促し、手足を温め、冷え症に良いらしいです。

ただ、葉にその効能があるかは検査中らしいです

当店でも入荷時は使用しています。

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秋に食べたい食物①

秋に食べたい物①

秋は空気が乾燥してくる時期なので、呼吸器系を守リましょう

肺が弱まると免疫力が落ちて風邪をひきやすくなります

肌の乾燥は小じわの原因にもなりますので体に

潤いを与える食物を食べたいですね

肌をみずみずしくし潤いを与える物

Photoクルミや松の実他の木の実類、

山芋や長芋は美肌効果が、

梨や蜂蜜は肌を瑞々しくすると

Photo_2云われています。ユリ根も小皺を予防する

ようです。秋の味覚を食べてアンチエイジング

したいですね

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葛:くず 2

葛根:かっこん

Photo_3の根は直径20㎝以上、長さ1m以上

になるものもあり、根と云うよりも木に近いで

す。この根を何度も水で晒し、不純物を取り

除き、乾燥させて完成するようで、取り出せる量もわずかで、

とても貴重白いダイヤとも言われています。

Kuzu_6漢方薬でも『葛根湯』など色々な薬に使われて

います。勿論食品としてもポピュラーですし、

風邪かな?と思ったら葛湯を飲むだけで

身体もぽかぽかですよ

   



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ナツメ

棗:なつめ

生薬名:大棗(たいそう)、クロウメモドキ科

ナツメは生薬の中でも実をそのまま食べれるので

親しみやすいものです。韓国料理の『参鶏湯』にも

入ってますね。乾燥した物は少しもどしてから、炊くと

ふっくらとなります。甘露煮にすると美味です

効能は滋養、咳止め、精神安定などです。『葛根湯』や

『小青竜湯』など身近な漢方薬にも入っています。

   Img_1084     Photo

    ドライ蜜なつめ     なつめ甘露煮

  (プルーンの様です)

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金針菜(きんしんさい)

Photo_4  金針菜:ユリ科の甘草

 ニッコウキスゲ、ヤブカンゾウの花蕾

 中国では『忘憂』『安神菜』と云われる。

 精神不安症、不眠症、イライラの解消に

 効くとされる。ほうれん草の約10倍の鉄分をPhoto_5

含む、鉄欠乏症貧血の改善に効果を発揮する

と言われる。

Photo_6今の時期、 中国野菜として八百屋さんでも扱っ

ている所もあります。それは黄色ではなくまだ

緑色の蕾で中華料理では炒めものにするよう

です。店では、黄色い物を使い、湯がいて味を付け和え物や

おしたしに入れています。苦味もくせもなく食べやすいです

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烏骨鶏(うこっけい)②

烏骨鶏(うこっけい)と対面

Img_0482 仕入先の金沢の烏骨鶏の飼育場に見学に
行って来ました。市内から車で約30分、山の
竹林の中にありました。
敷地は広く飼育小屋と竹林は自由に行き来
できて、外に居る子や中で餌を食べてる子、寝ている子…。
          
Img_0489_3 羽毛がフワフワしてとても可愛いです ♡
部屋に入れてもらった所、バタバタと飛び回る
かと思いきや、とても静かで大人しかったです
(昔、ニワトリ小屋の掃除当番の嫌な思い出が
あったんですが) 
それに全然臭くないんです。
飼育の人に聞くとストレスがないからだそうです。
餌もヨモギ、ハトムギ、ドクダミ等の薬草と小松菜、ホウレン草
等の無農薬野菜をミックスさせてそこで作ってました。
もしかして現代人より健康かも知れませんね。
その上、飼育小屋は床に暖房も入るそうです、金沢は寒い所
だからでしょうか~
鳥インフルエンザ対策として野鳥との接触を防ぐ為、ネットを新設、
万が一の為に別の山にも施設を造られたそうです。
昔は一般の人も見学が自由でしたが、人からの感染を防ぐ為に
関係者以外は立ち入り禁止になり、私達も消毒済み長靴を履いて
入れて頂きました。

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烏骨鶏(うこっけい)

烏骨鶏(うこっけい)のはなし

Img_0479_2 原産はインドとも中国とも言われ

中国では明の時代まで王侯貴族のみが

食せた『高貴な薬鶏』とされていました。

Img_0484 日本には江戸時代に到来していたと記録が

残っています。明治に入り西洋医学の定着と

共に【薬用鶏】としての利用が減り、その羽毛

の美しさから【鑑賞用】としても飼育されていましたが、繁殖力が

弱く(卵は1ヶ月に5~6個しか産まない)、飼育も難しい為、その

数を減らし、昭和17年に国の天然記念物に指定されました。

しかし『トキ』などと違い特別指定ではなく「種として保存する」為

の指定であり、その卵や個体を食べても何ら問題はなく。

≪食べられる天然記念物≫と言う訳です。

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クコの実が生りました!

11月中旬頃、クコの実が次々、出来はじめました。

去年は実はならなかったので、一年振りです。

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本当にキレイな赤い小さな実

で可愛いです。

薬膳料理と言うと必ず入って

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いるクコの実ですが効能も

ありますが、料理の彩にも

一役買ってます。

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正倉院展に因んだ薬膳料理』は

沢山の方に召し上がって頂き、

有難うございました。

今年は終了致しました。来年も予定しておりますので

是非、ご予約お待ちしております。

今年は、『種々薬帳』より《﨟蜜:ロウミツ、蜂蜜》が出品されたようです

来年は何が出品されるのか楽しみです。

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